秋のお彼岸も、そろそろ明けようとしていますね。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 この「秋のお彼岸」の期間は、ご先祖様の供養だけでなく、 自らの行いを省みて、心穏やかに過ごす期間とされています。 ・・・しかし、そうは言っても、、、 「こんなに毎日毎日、雨ばっかりのお天気で、 出かけるのも不便だし、洗濯物も乾かないし、 心穏やかでなんか、とてもいられませんわッ!!」 ・・・などなどと、、、、 この長く続く秋雨にも、ついついイライラしてしまうのが、 此岸にすむ、私たちというものです・・・(^_^;) ・・・迷いや煩悩をすて、心穏やかに過ごす・・・・ ちょっとがんばればできそうで、 でもなかなか難しいこの行為。 せめて彼岸のラスト一日だけでも実行できればと、、、 この長雨に、一言も文句も言わず、 時の流れを自然に受け入れ、 ただ、ただ日々を、粛々と過ごしている、 園内の植物や生き物達の、 今の様子をご覧いただき、 皆様にも、少しでも心穏やかな時が、 ご提供できればと思います。 ただ今、園内では、 ヒガンバナ達が、見頃になってきました。 ほら、あっちでも・・・ ほら、こっちでも・・・ ヒガンバナのツボミは、このような形のものです。↑↑ この時期、毎日毎日、たくさんたくさん、 ニョキニョキニョキニョキ・・・と、 地面からツボミが、次から次へとと出てきて、 花火のように、パッと花開きます。 大量のヒガンバナの赤色に、「グッ」ときますが、 墓参道の片隅から、ひっそり顔を出す、 ↑↑こんなヒガンバナの赤色にも、「ハッ」とさせられます。 今年の開花は例年より少し遅く、 見頃は、おそらく10月初め頃まで続きそうです。 真っ赤なヒガンバナに負けまいと、 8月にご紹介した、こちらサンゴジュ達は、 さらに濃く深い赤い実になりました。↑↑ こちらハナミズキの実は、赤く色づいたばかりです。↑↑ ↑↑ こちらハイビスカスローゼルは、 実も赤いですが、茎も赤く脈も赤い、 不思議な植物です。 不思議な植物と言えば、このイヌマキの実。↑↑ だるまさんのような形の上の実は、 黄や紫、赤やオレンジ色と、 とってもカラフルです。 「明日、天気にな~れッ(゜-゜)」 てるてるぼうずになってくれているようですが、 明日こそはお天気良くなることを願います・・・(^_^;) つかの間の雨上がりに姿を見せる昆虫達は、 体を乾かし、食べ物を口にし、 そして、時の流れに身をまかせて、 恋人の訪れを待っています。 人間には気づかれないように、 そ~っと、そ~っと、 心穏やかに待っています・・・