ラピュタが飛び出してきそうな、 モクモクとした高い雲が現れる季節になりました。 ヒマワリ達は、その大空に向かって、 暑さに負けず、背筋ピーンと咲いています。 そして、セミの声が響き渡り、 いよいよ、夏本番を迎えた、 ここ、みどりが丘公園です。 お子様達は、夏休みがスタートしましたね。 今日は普段の平日にはお見かけしない小さなお客様達が、 朝一番から、虫捕りや自然観察をされているお姿を、 園内各所でお見かけいたしました。 みなさんが何を見つけるのか、 想像するだけで、ワクワクいたします。 ではでは、私も自然観察をっと。 こちらは、私の小指の先より小さいセミの抜け殻ですが、 さて、何というセミでしょうか? <ヒント> ①抜け殻にはドロがついています。 ②樹木の下の方で脱皮します。 ③11ゼミでもなく、33ゼミでもなく、〇〇ゼミです(;^ω^) ・・・以上、さ~て、わかりましたか? 昨日、みどりが丘公園のセミの抜け殻調査を行いましたが、 今年も、このセミの抜け殻はたくさん見つけましたよ。 これは、名古屋市内の公園では、 珍しいことなんです。 「セミなんてうるさいだけじゃん。」 ・・・そのお気持ちもわかりますが、 ちょっとそのうるさいセミ達に、 注目してみませんか? 名古屋市内でも、所変われば、 種類や発生数に、明らかな違いがみられます。 飛んでいるセミを数えることは困難ですが、 木などにくっついている抜け殻の数から、 発生した個体数を調べることができます。 そして、セミの抜け殻の数調査から、 地域の特性はもちろん、 地球環境の変化までも見えてきますよ。 自然観察は、五感をフルに使いましょう。 例えばこちらは、そう、クリの実。 まだまだ小さく、やわらかく、 触っても、そんなに痛くありません。 秋の熟した頃には、ちょっと触れるだけで、 「痛~ぁぁぁ!!!」ってなりますので、 こんなに触れるのは今だけです。 こちらは、ヒメガマ。 ベルベットのような肌触りがたまりません。 カブトムシがいそうなところは、鼻を使います。 カブトムシ独特の「匂い」がするので、 なんとなくわかるかと。 残念ながら今日は不在でしたが、目も使えば、 このような、樹液が出ているところで、 見ることができます。 ちなみに、写真上のシマシマの昆虫は、 そう、スズメバチです!! スズメバチは、樹液も大好物ですので、 このように寄ってきます。 昆虫探しの際には、耳もフルに使って、 ブーンと羽音が聞こえたら、 辺りをしっかりと警戒して、 その場から逃げましょう。 五感をしっかり使うこと、 これが自然観察の鉄則です。 さてさて、この夏休み、 手を使って自然素材に触れる体験などは、 いかがでしょうか。 「みどりが丘公園会館」では、 8月11日(金・祝)に、 「手作り竹水鉄砲で遊ぼう」と題した、 竹工作教室を行います。 教えてくれるのは、 みどりが丘公園の竹林整備などで大活躍中の、 「なごや竹和会」のみなさんです。 竹を切ったり、削ったりして、 みんなで竹水鉄砲を作り、 水を飛ばして遊びます。 均一 既製品のオモチャにはない、 世界に一つだけの味わいのあるオモチャ、 一緒に作りませんか。 ご希望の方は、お早目にお電話ください。 午前の部10~12時 または 午後の部14~16時 保険料込みで、費用は500円です。 TEL(052)876-9877 この「みどりが丘公園会館」周りでも、 いろんな自然観察ができますよ。 会館前の臨時池では、 メダカの赤ちゃんが続々と誕生しています。 そして、水面ではスイレンが次々と開花中です。 そして、そして、そのスイレンのツボミの上には、 小さな小さな、メダカと同じくらいの大きさの、 モノサシトンボが止まっていました。 小さなお子ちゃまも、 自然観察に夢中のよう・・・。 いったい、どんな素晴らしい世界が。 見えているのでしょうね(*^-^*) 見上げると、ツバメの子供達が、 いよいよ独り立ちをしようと並んでいました。 写真にはいませんが、 すぐ近くを親鳥が飛んでいまして、 親心からか、エサをくわえつつ、 やさしく見守っている姿がステキでした。 今日か明日には、 この子達は、別々の空へと、 旅立っていくことでしょう。 大きくなったね、がんばれ~ッ!! こちらは、写真では大きく見えますが、 まだまだ小さいカマキリちゃんです。 先ほどのツバメ達に食べられまいと、 逃げているのかな? すばしっこいトンボだって、 油断すればすぐに食べられてしまいます。 自然界の生存競争は、厳しいですから。 お子様だけでなく、大人の みなさんも是非、 この夏、ここ「みどりが丘公園」で、 五感をフルに使って、 自然体験、自然体感、してみませんか?